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日本語学習者数は増加しています!−世界の日本語学習者の現状−

作成者: 作成日: 2008年4月18日 – 12:50 PM 

2006年の国際交流基金の調査によると、世界の日本語学習者数は、海外133カ国でおよそ298万人ということが分かりました。この数字には、不特定多数の視聴者向けのテレビやラジオの日本語講座、個人教授などで日本語を学習している人は含まれていないので、実際の数はもっと大きくなります。2003年に実施した前回の調査と比べると、学習者数は26.4%の増加と日本語学習の人気の高さが分かります。

【国別】
国別の学習者数を見ると、1位韓国の91万人、2位中国68万人、3位オーストラリア37万人となっています。この順位は前回の調査と変わらず、この3カ国で日本語学習者数全体の3分の2を占めています。4位はインドネシア27万人、5位台湾19万人と続いています。

【人口に占める学習者の割合】
各国の日本語学習者が、その国の人口全体のなかで、どのくらいの割合を占めているかを計算すると、韓国では52人に1人、オーストラリアでは55人に1人が日本語を学習していることになります。これに対し、人口が多い中国では、およそ1,900人に1人、米国ではおよそ2,500人に1人となっています。

【地域別の学習者数】
日本語学習者を世界の地域別でみたとき、学習者全体の約6割が東アジアに集まっています。次に多いのが東南アジア(14.8%)、その次が太洋州(13.4%)、北米(4.8%)と続きます。つまり、アジアと太洋州で学習者全体の約9割を占めていることになります。

【学習者増加の要因】
学習者数の増減には、それぞれの国の政治的、経済的、文化的な要因や、日本との関係の変化が影響していると考えられます。学習者が1万人以上いる国で、もっとも増加率の高かったのはインドネシアで、3年間で学習者数が3.2倍になりました。これは、中等教育段階での制度変革が要因であると考えられます。次に高いのはインドでの2.0倍で、今回1万人を突破しました。インドにおいては、経済が好況であることから日系企業の進出が増え、日本語学習が雇用の機会に結びつくことが学習者数増加の主要な要因であると考えられます。中国は、2003年調査でも学習者が世界で2番目に多かったですが、今回さらに増加して1.8倍となりました。今回の調査では前回より多くの機関を把握できたことが増加の一因ですが、日系企業の進出の増加にともない日本語学習が就職に役立つことや、日本のポップカルチャーの人気などの背景もあります。タイ、フィリピン、ベトナムなど東南アジアの国々でも、日本との経済関係のさらなる活発化が増加の一因となりました。例えば、フィリピンでは日比経済連携協定(JPEPA)によりIT産業、看護・介護の人材需要への期待感が学習者数増加の要因となっています。さらに、これらの国々にとどまらず他の多くの国からも、マンガ、アニメなどポップカルチャーに対する関心が日本語学習の動機の一つとなっていると報告されました。他方、前回調査で日本語学習者が10万人以上いた国の学習者数は、大きく増加した中国や<台湾>を除けば、ほぼ現状維持や微減となっています。その推移は教育段階によって異なり、韓国では、学校教育以外の機関での学習者が2.8倍と大幅に増加し、韓国全体での学習者数は約2%増加しています。

以上から分かるように、日本語学習者が増えているということは、それに伴って教える教師が必要になっているということです。事実、最近多くのアジアの国々で日本語教師の求人を目にします。日本語教師を目指している人たちにとっては嬉しい話です。そして、今まで需要がなく諦めていた人たちも、もう1度本格的に勉強し直して挑戦しようとする人たちが出てきています。多くの方々は社会人のため、勉強したくてもフルタイムで学校に通うことができないのが正直なところです。そこで、今大変学習者数が増えているのが、通信で学べる「日本語教師養成講座420時間」です。時間と場所を選ばず学習でき、課題提出→添削の繰り返しで約1年間かけて修了するコースとなります。最後に修了書も発行されますので、就職活動にも活用することができます!

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