ドイツの日本語教育環境と日本語教師アシスタント
ドイツでは、日本語教育はAJACが日本語教師アシスタントを派遣している他の国に比べればさかんではありませんが、国際交流基金の調査によると、近年、10〜20代の若者の中には、日本のマンガやテレビゲーム、映画、日本製品への興味から、日本や日本語に興味を示し、学習を始める学習者も増えてきています。1982年に中等教育で日本語教育が開始、1999年には全州で「アビトゥア」(大学入学資格試験)の試験科目として日本語の選択が認められました。日本語は基本的には第3外国語ですが、一部のギムナジウム(10〜19歳までの9年制で、将来大学へ進学することを前提とした者が通う中等教育機関)では第2外国語として選択受講できるところもあります。日本語教育は、これから少しずつ人気が高まることが予想され、日本語教師アシスタントの活躍の場は広がることでしょう。
ドイツの日本語教師アシスタントならではの特徴
- 日本とは異なる教育制度。ギムナジウム(10〜19歳までの9年制で、将来大学へ進学することを前提とした者が通う中等教育機関)となります。
- ドイツ語を使って日本語や日本文化を教えますので、語学留学以上にドイツ語が吸収できます。
- ドイツ語は中部ヨーロッパの主要言語。ドイツ周辺の近隣国でたくさんの人々に使われています。
- 1学期間が約半年の2学期制。各州により、学期の長さや開始時期、教育制度が様々です。
- 最大8万円の割引制度をご用意! (学割/日本語教授法関連資格保有者/ドイツ語資格高得点者/リピーター割引 等)
このような方にお勧め
- 欧州が好きな方で、語学留学+αな留学をしてみたい方!
- ドイツ語やドイツ文化の学習に意欲的な方。
- 自立心があり、日本語教授を中心に交流をしていきたい方。
- 教職課程履修者、教職実務経験者(教育実習を含)は優遇。
- 基礎的なドイツ語力(日常会話程度)と英語力がある方。(英語力だけですと渡航後に苦労されますので、AJACでは渡航までにドイツ語力を磨かれることをお勧めしております。)
ドイツ日本語教師アシスタント ~応募資格と選考方法~
- 学歴・経歴-不問(高卒-要職歴) ※基礎ドイツ語力がある方優遇
- まず資料請求をご請求いただき、同封の履歴書(選考申込書)をご記入の上ご返送ください(FAX送付でも可。または下記要項をご確認後、左側の「お申込み」欄からWEB経由でも選考のお申込みが可能です。)
ドイツ日本語教師アシスタント ~参加期間と参加費用~
参加期間 | 参加費用 | 学割適用後 | 全割引適用後 |
1ヶ月間 | 370,000円 | ||
1学期間(約半年間) | 550,000円 | 530,000円 | 470,000円 |
2学期間(約1年間) | 630,000円 | 610,000円 | 550,00 |
※上記は参加登録費3万円を含む表示です。
※滞在期間はホリデーを含みます。
割引制度 A+B+C+D+αで最大8万円!
1学期間以上参加される方が対象です。
- A 学割:20,000円(大学・短大在学中または新卒の方)
- B 教職または日本語教授関連資格保有者:20,000円
- C ドイツ語資格高得点者:10,000円
- D リピーター割引:30,000円(エイジャックの短期または長期日本語教師アシスタントプログラムに以前参加された方は参加登録費の30,000円を免除)
- +α その他「モニター割引」「ワーホリ自己申請割引」などなど。お問合せください。
お申込みの時期
- 4月出発 : 前年11月末日 締切
- 9月出発 : 同年3月末日 締切
参加費用に含まれるもの
- プログラム運営費
- 出発までのサポート費用
(渡航前の準備、学校・ステイ先の詳細・地図、交通の案内、ビザに関する案内など) - 緊急時の24時間応対などの滞在中の現地日本人スタッフによるサポート
- オリエンテーション・準備研修受講費
- フランクフルト空港からホテルまでのお出迎え
- 準備研修期間(2日間)の宿泊費および歓送迎会
- 授業用参考教材費
- ビザ取得案内費
- 研修終了後の進路相談、ビザの相談、(現地においての延長手続き代行など)
- 滞在中のMonthly Reportの配布
※各学校の学期のずれやその時の参加者数によっては必ずしも毎月定期的に配布できない場合があります。
参加費用に含まれないもの
- 渡航費及び現地交通費
- 滞在費(ホームステイ費目安月約300〜400ユーロ)
- 海外医療傷害保険費
- 健康診断費(派遣校から求められたときのみ)
- 準備研修中の食事
- 無犯罪証明書費等ビザ取得にまつわる費用
- ビザ申請費
- 現地滞在中の雑費(小遣い、ホリデー中の滞在費等)
FAQ
Q1.日本語教師や教職の経験がなくてもこのプログラムに参加できますか?
はい、できます。必ずしも日本語教師や教員資格がなくてはいけないという規定はありません。 しかし、受入校では教える事の好きな方、又は教えた経験のある方が好まれます。また、ドイツ語力があればあるほど、現地での滞在も楽しいものになるでしょう。
Q2.ドイツの日本語教師アシスタントは授業のすべてをいきなり任されるのですか?
派遣校によって異なります。日本語教師がいる学校では、最初から授業のすべてを任される事はありません。しかし、日本語教師のいない学校では数週間後から自分で授業のカリキュラムを組んでいく場合もあります。このような場合でも、クラスの担任教師がいるので、授業の進め方などについては随時相談可能です。
Q3.ドイツ国内の派遣される地域や学校の形態は選べますか?
派遣校については、出来るだけ参加者の希望に添えるよう調整していますが、ドイツではまだオセアニアほど日本語教育が盛んではありませんので受入校が少なく、それほど学校を選べないのが現状です。また、学校側の要望もあるため、希望に添えない場合もあります。学校の形態については、参加者の希望、資格、経験を考慮した上で(AJACが)決定しますが、ドイツの場合には主にGymnasium(ギムナジウム)への派遣となります。また、日本語教師のいない学校に派遣される場合もありますが、その場合も参加者の資格、経験等を考慮した上、決定いたします。